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画像生成AIでのイラスト作成に依存して直面した壁。イメージ通りの画像を引き出す3つの条件[体験談]

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画像生成AIでのイラスト作成に依存して直面した壁。イメージ通りの画像を引き出す3つの条件[体験談]

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個人開発でAIにイラストを生成してもらう機会が増えました。最初はAIが描くイラストならすぐに使えると思っていたのですが、実際に画像生成AIを触ってみると予想以上に苦戦しました。この記事では、AIで画像を生成してサービスで利用するまでに私が直面した3つの壁と、今どうやってAIの生成イラストをアプリ開発に活用しているのかを正直に書きます。Castifyというツールを作りながら感じたリアルな体験談です。

Aperone 開発相談

最初の思い込みとAIでイラストを生成した時の違和感

最初の思い込みとAIでイラストを生成した時の違和感 - ai イラスト

自分でAperoneというサービスを開発している中で、サイトに載せる素材をどうするかは常に悩みの種でした。そんな時、話題になっていたAIを使ってイラストを自動で生成する仕組みに飛びついたのが始まりです。プロンプトさえ打てば、AIが綺麗なイラストを瞬時に生成してくれる。そう信じてAIイラスト生成サイトを使い始めたのですが、最初に出てきた画像を見て強烈な違和感を覚えました。確かにAIの生成するイラストはクオリティが高いものの、どこか冷たくて自分のサービスには馴染まない画像ばかりだったのです。

AI絵師と呼ばれる人たちがSNSで美しい画像を公開しているのを見て、自分にも同じようなイラストが生成できると勘違いしていました。しかし、実際にAIの画像生成機能を何度も試してみると、期待通りのAIイラストを出すことがどれほど難しいかを痛感します。指の形がおかしかったり、背景のパースが狂っていたりと、生成されたイラスト画像をそのままサービスで利用することはほぼ不可能でした。この時、AIは万能ではなく、適切な指示を出さなければ使い物になるイラストを生成してくれないという現実に直面したのです。

最初の1週間は、ひたすらプロンプトを微調整してはAIにイラストを生成させることの繰り返しでした。AIイラストを生成するたびに少しずつ改善はするものの、どうしても「AIっぽさ」が抜けず、時間を無駄にしている感覚に陥りました。個人開発では時間が最も貴重なリソースなのに、たった1枚のイラスト画像を生成するために数時間もAIと格闘している自分に嫌気がさしたこともあります。AIを使ってイラストを生成し、それを自分のサービスで利用するには、もっと根本的なアプローチを変える必要があると気づいた瞬間でした。

結局のところ、AIに完璧なイラストを生成させようとすること自体が間違っていたのだと後になって気づきました。AIが生成したイラストをそのまま利用するのではなく、あくまで素材の一つとして画像を利用し、最終的な調整は自分の手で行うことが必要でした。この経験から、AIが生成する画像との上手な付き合い方を模索し始めることになります。次からは、AIで生成したイラストをサービスで安全かつ効果的に利用するために、私が実践している具体的な方法について書いていきます。

AIに思い通りの画像を生成させることが難しい理由

AIに思い通りの画像を生成させることが難しい理由 - ai イラスト

AIを使って自分の意図した通りのイラストを生成するのが難しい最大の理由は、AIが言葉の微妙なニュアンスを人間のように文脈で理解していないからです。例えば、アプリのトップページ用に「温かみのあるイラスト」とAIに指示を出しても、AIが生成する画像は単に全体にオレンジ色のフィルターがかかったような、どこか不自然で安っぽいものになりがちです。私たちが頭の中で思い描いている抽象的なイメージと、AIが膨大な学習データから確率論的に導き出すイラストの間には、想像以上に大きなギャップが存在しており、それを埋めるための非常に具体的で緻密なプロンプトが必要になります。AIイラストをサービスで手軽に利用しようとする際、実はこの「イメージのズレ」を修正する言語化の作業に最も多くの時間を奪われることが多く、簡単に画像が生成できるというAI本来のメリットが完全に相殺されてしまうのです。

さらに厄介なのが、AIで生成されたイラストに特有の「破綻」です。一見すると綺麗な画像であっても、よく見るとキャラクターの関節が不自然に曲がっていたり、背景の構造物が矛盾していたりすることが頻繁に起こります。AI絵師が炎上するのはなぜかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、こうした生成画像の破綻に気づかず、そのままAIイラストを公開して違和感を指摘されるケースが少なくありません。自分のサービスでAI画像をプロフェッショナルな品質として利用するためには、生成されたイラストの細部まで厳密にチェックし、必要に応じて修正を加えるスキルがどうしても必要になります。

また、AIが生成したイラストを商用サービスで利用する場合、著作権に関する不安も常について回ります。「AI生成イラストは違法ですか?」という質問をよく耳にしますが、AIがどのような画像を学習してイラストを生成したのかがブラックボックスである以上、既存の作品に酷似した画像が生成されるリスクはゼロではありません。万が一、他者の権利を侵害している可能性のあるAIイラストを利用してしまえば、サービス全体の信頼を失うことにもなりかねず、安全に利用可能な範囲を見極めることが非常に重要になります。この法的なグレーゾーンが存在することも、AIでイラストを生成して利用するハードルを上げている大きな要因です。

こうした技術的・法的な課題に直面する中で、私はAIにすべてを任せて完璧なイラストを生成するというアプローチを完全に諦めました。AIが生成した画像を100%の完成品としてサービスで直接利用するのではなく、まずは60%から70%程度の品質のAIイラストを数十枚まとめて一気に生成し、その中から最も自分の意図に近い画像をピックアップして手作業で調整を加えるというフローに変更したのです。AIはあくまでアイデアのベースや下描きのツールとして利用し、最終的なクオリティコントロールと世界観の統一は人間が行うことが必要不可欠です。これが、現在のAIイラスト生成環境において最も現実的であり、かつ安全に利用可能な方法なのだと、数々の失敗を重ねる中で確信しました。

Castify

開発でAIイラストを安全かつ効果的に活用する手順

開発でAIイラストを安全かつ効果的に活用する手順 - ai イラスト

実際に私がAperoneのサービス開発などでAIイラストを生成して利用する際、最初に行うのは「AIっぽさ」を意図的に消すためのベース作りです。AIにそのまま「〇〇のイラスト」と指示を出すのではなく、あえて「フラットデザイン」「線画のみ」「2色刷り」といった極端な制約をプロンプトに加えることで、AI特有の過剰な描き込みや不自然なグラデーションを防ぐことが可能になります。このように制約を設けて生成された画像は、後から自分のサービスのデザインシステムに合わせて色を塗り直したり、不要な要素を削除したりする加工がしやすく、結果的に独自のイラストとして利用することが圧倒的に容易になります。

次に、「AIイラストはどこがおすすめ?」とよく聞かれますが、私は用途に合わせて複数のAI画像生成サービスを使い分けています。全体の構図やアイデア出しには手軽に画像を生成できるChatGPTを使い、より詳細なコントロールが必要な背景やテクスチャの生成には専門的なAIイラストツールを利用するといった具合です。一つのAIサービスに依存するのではなく、それぞれのAIが得意とする領域を理解して組み合わせることで、より高品質で違和感のないイラストを生成することが可能になります。複数のツールを行き来するのは少し手間ですが、サービスで安全に利用できるレベルの画像を確保するためには、この手間を惜しむべきではないと私は考えています。

そして、生成したAIイラストを自分のサービスに組み込む前に必ず行っているのが、手作業による厳密なクオリティチェックと加筆修正です。AIが生成した画像をそのまま利用するのではなく、画像編集ソフトを使って不自然な関節を修正したり、背景のパースの狂いをごまかしたりする作業が絶対に必要になります。私は「Castify」というYouTube動画からSNS投稿を自動生成するツールを開発していますが、そのUIに組み込むイラスト画像を作る際も、AIが生成したベース素材に対して必ず手描きで加筆を行い、元のAIイラストとは少し異なる印象になるよう工夫しています。これにより、他との被りを防ぎつつ、サービスの世界観に馴染む画像を用意することが可能になるのです。

さらに、AIで生成したイラストを商用環境で安全に利用し続けるためには、生成の際に使用したプロンプトの履歴と、出力されたすべての画像の変遷をドキュメントとして残しておくことも非常に重要だと感じています。リリースから数ヶ月が経った後になって、万が一著作権などの権利問題が外部から指摘された場合、自分がどのような意図でAIに指示を出し、どのような過程を経てそのイラスト画像を生成し修正したのかを客観的に説明できる状態にしておくことが、サービス運営者としての最低限の責任でもあります。AIが生成する画像には常にコントロールしきれない不確実性が伴うため、何かトラブルが起きた際にすぐに対応できる運用体制を整えておくことが、結果的にAIイラストを安心して利用し続けるために絶対に必要な心構えだと言えます。

よくある質問と画像生成AIを利用する上で避けるべきリスク

よくある質問と画像生成AIを利用する上で避けるべきリスク - ai イラスト

私が開発の現場でAIイラストを利用し始めると、周囲の知人からも様々な疑問を投げかけられるようになりました。ここでは、私が実際に聞かれた「よくある質問」に答えつつ、サービス運営者として絶対に避けるべきリスクについて正直にお話しします。まず一番多く聞かれるのが「AI生成イラストは違法ですか?」という不安に満ちた質問です。結論から言うと、AIで画像を生成すること自体は現状で原則合法とされていますが、その使い方次第で他者の著作権を侵害するグレーゾーンに陥る可能性が常に存在します。AIがどのようなデータを学習してそのイラストを生成したのかが不透明な以上、生成された画像をそのまま自分のサービスで利用する際は、既存の有名作品に酷似していないかを自分自身の目で入念にチェックすることが絶対に必要不可欠なプロセスとなります。

次によくあるのが「AIの画像生成で何がダメですか?」という根本的な疑問です。AIを使えば技術的にはどんな画像でも生成することが可能ですが、特定のクリエイターの画風や既存のキャラクター名をプロンプトで意図的に模倣し、それを自分のサービスの一部として無断で利用することは倫理的にも法的にも絶対に避けるべきです。この点に関連して「AI絵師が炎上するのはなぜ?」と聞かれることも少なくありませんが、その炎上の多くは、無断学習の懸念がある中で他者のスタイルを無神経に借用し、それを自分だけのオリジナルイラストだと主張してしまう姿勢に原因があります。自分のアプリで安全に画像を生成して利用するには、特定の作家名を使わず、抽象的なキーワードによる指示だけを与えるという厳格なルールが必要です。

さらに「AIイラストはどこがおすすめ?」と、最適なツール探しに悩む方からの質問も絶えません。ネット上で「AIイラスト自動生成サイト 無料」などで検索して出てくるブラウザベースのプラットフォームは手軽で便利ですが、利用規約をしっかり確認せずに安易に商用利用してしまうリスクには最大限の注意を払ってください。無料で画像を生成できるAIサービスの中には、生成したイラストの商用利用が一切不可能であったり、商用利用の際には有料プランへの加入が必須であったりするケースが数多く存在します。ツールを選ぶ際は、自分のWebサービスやブログ記事での利用が明確に許可されているかを必ず規約で確認することが、後々のトラブルを防ぐために重要です。

最後に、こうしたリスクを回避できたとしても、AI生成イラストに依存しすぎると、サービス全体のデザインが「どこかで見たような凡庸なもの」になってしまう点も大きな落とし穴です。AIが生成したイラスト画像は、あくまでデザインを構成するための一つの素材として扱うべきであり、最終的な全体の配色バランスやレイアウトの決定は、人間が責任を持って行うことが必要です。また、今後さらに法規制が厳しくなり、これまで可能だったAI画像の利用が突然できなくなるリスクも常に頭の片隅に入れておかなければなりません.AIは非常に強力なツールですが、そのイラスト生成機能に完全に依存しすぎない柔軟なサービス設計を構築しておくことこそが、中長期的に見て最も賢明なAIとの向き合い方だと言えます。

Castify

まとめ:AIイラストと適度な距離感を保ち開発を楽しむために

まとめ:AIイラストと適度な距離感を保ち開発を楽しむために - ai イラスト

今回は、個人開発の中でAIイラストを生成し、実際のサービスで利用する過程で見えてきた現実についてお話ししました。最初はプロンプト一つで完璧な画像を生成してくれる魔法のツールだと思っていましたが、現実はそんなに甘くありません。AIが生成したイラストをそのまま利用することはほぼ不可能であり、手作業での修正やデザインの工夫がどうしても必要になるという泥臭い作業の連続でした。それでも、ゼロからイラストを描く技術がない私のような開発者にとって、AIがアイデアを具体的な画像という形にしてくれるメリットは計り知れません。

大切なのは、AIを完璧なイラストレーターとして期待するのではなく、優秀だけれど少し不器用なアシスタントとして扱うことだと思います。AIに画像を生成させ、人間がそれを整えてサービスに組み込むというハイブリッドな制作フローを確立できれば、AIイラストは間違いなく強力な武器になります。著作権などのリスクには十分に配慮する必要がありますが、恐れすぎてAIの生成機能を利用しないのは非常にもったいないことです。

これから自分のサービスや記事でAIイラストを利用しようと考えている方は、まずは完璧を求めず、60点の画像を生成するところから始めてみてください。少しの妥協と手作業を加えるだけで、AIが生成したイラストは、ユーザーにもっと見たいと思わせるような魅力的なプロジェクトの心強い味方になってくれるはずです。

Castify(YouTube動画からSNS投稿を自動生成するツール)はこちら →

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Yu

大塚湧|Aperone 創設者

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