コラム一覧
11 分で読めます

AI動画生成、個人開発の僕がぶつかった現実と見えた活用法[本音]

Aperone

面倒な業務のAI自動化、無料で相談に乗ります。

無料相談個別開発業務改善
詳細を見る
ai 動画生成type:media
AI動画生成、個人開発の僕がぶつかった現実と見えた活用法[本音]

最終更新日: / 著者:

個人開発で日々コンテンツを作っていると、「もっと効率化したい」という欲求が常にあります。特にYouTube向けの動画制作は、AIを使った動画生成で効率化を図りたい。僕自身、AIを使った動画生成ツールをいくつか試してみて、「これはすごい!」と思う反面、「あれ、思ってたのと違うな?」と感じる部分も正直ありました。無料ツールから有料ツールまで、実際に手を動かして見えてきた現実や、個人開発者としてどう活用していくべきかを、失敗談も含めて正直に書きたいと思います。この経験が、皆さんのコンテンツ制作のヒントになれば嬉しいです。

Aperone 開発相談

AI動画生成が気になり始めたきっかけと、最初の「思ってたのと違う」現実

AI動画生成が気になり始めたきっかけと、最初の「思ってたのと違う」現実 - ai 動画生成

個人開発でサービスを立ち上げ、運営していると、とにかくやることが山積みになります。僕がAperoneを運営しつつCastifyの開発・運用をしている中で、特に時間と手間がかかると感じていたのがコンテンツ制作でした。ブログ記事、SNS投稿、そしてYouTube向けのショート動画など、アウトプットの数と種類が増えるにつれて、「この作業、もっと効率化できないか?」と常に考えていました。そんな中で耳に入ってきたのが、AI動画生成の話題です。AIがテキストや画像から自動で動画を生成してくれると聞いて、「これだ!」と直感的に思ったのを覚えています。

当時の僕の頭の中には、「テキストを放り込んだら、数分でプロが作ったような動画が完成する」という、少しばかりSFチックなイメージがありました。特に、AIを使った記事生成やSaaS開発を日常的に行っていることもあり、その延長線上でAIがクリエイティブな作業もこなしてくれるだろうという期待が大きかったんです。例えば、ブログ記事の要約を元に、瞬時にショート動画が作れたら、どれだけ時間が節約できるだろうとワクワクしていました。しかし、実際にいくつかのAIツールを試してみると、最初の「思ってたのと違う」現実に直面することになります。

「テキストから自動で動画」という言葉の裏には、様々な「調整」や「指示出し」が必要だという現実がありました。最初は「よし、これでコンテンツ制作の時間が劇的に減る!」と意気込んで、いくつかのAI動画生成サービスを試しましたが、想像以上に「生成された動画の修正」に時間がかかったんです。まるで、まだ赤ちゃんAIが作った動画を、人間が手取り足取り育てているような感覚でした。僕が求めていた「完全自動化」とは程遠く、最初の数日は「これなら自分で作った方が早いんじゃないか?」とすら思ってしまいました。

この最初のギャップにぶつかったことで、僕はAI動画生成を「万能な自動化ツール」としてではなく、「コンテンツ制作を補助する新しい可能性」として捉え直すようになりました。完璧な動画を一発で生成することは難しいけれど、特定の工程をAIに利用させたり、アイデア出しの段階で活用したりすれば、全体の効率は大きく改善できるのではないかと考えるようになったんです。この「思考の転換」が、僕がAI動画生成と向き合う上での大きな一歩となりました。

無料のAI動画生成ツールに飛びついて失敗した話と、その裏側

無料のAI動画生成ツールに飛びついて失敗した話と、その裏側 - ai 動画生成

最初の「思ってたのと違う」現実に直面しつつも、僕はAI動画生成の可能性を諦めませんでした。次に考えたのは、まず手軽に始められる「無料のAI動画生成ツール」を片っ端から試してみることです。個人開発者にとって、初期費用を抑えつつ新しい技術を試せる無料オプションは非常に魅力的でした。検索すると、「無料でAI動画生成」「AI動画生成 無料サイト」といったキーワードでたくさんのツールが見つかり、僕はこれらに飛びついていきました。

ところが、この「無料に飛びつく」という行動が、結果的に僕の時間をかなり無駄にしてしまいました。いくつかの無料AI動画生成サービスを試したのですが、多くの場合、出力される動画には大きな透かしが入っていたり、動画生成時間に厳しい制限があったり、生成される動画の品質が極端に低かったりしました。例えば、数秒の短い動画しか生成できない、解像度が低い、BGMが選べない、そもそも日本語に対応していない、といった制限がほとんどの無料ツールには存在していました。

これらの無料ツールは、確かにAI動画生成の仕組みを体験するには良いのですが、実際のコンテンツ制作に利用するには壁が高すぎました。特にショックだったのは、頑張ってテキストや画像を準備して動画を生成したのに、最終的に大きなロゴマークが中央に表示されてしまい、とてもSNSで公開できるような品質ではなかったことです。「無料でAI動画生成できますか?」という疑問には「はい、できます」と答えることはできますが、「ビジネス利用できる動画が無料で生成できますか?」という質問には、ほぼ確実に「いいえ」と答えることになるでしょう。この経験から、「無料」の裏には、必ず何らかの制限や目的があるということを痛感しました。

もちろん、趣味でAI動画生成を試してみたいという人や、AIの生成能力を軽く触ってみたいという人には、無料ツールは良い選択肢だと思います。しかし、僕のようにコンテンツ制作の効率化や、最終的に何らかの形で利用したいという目的がある場合は、最初からある程度の品質や機能を持つツールに目を向けた方が、結果的に時間も効率も良いという結論に至りました。この失敗談は、僕にとってAIツールの選び方と利用方法を考える上で、非常に貴重な学びとなりました。

Castify

僕が実際に試したAI動画生成の手順と、Castifyでの自動化経験

僕が実際に試したAI動画生成の手順と、Castifyでの自動化経験 - ai 動画生成

無料ツールでの試行錯誤を経て、僕はAI動画生成を単なる「手軽さ」だけでなく、「効率的なコンテンツ制作」という視点で捉え直すようになりました。僕が実際に試した手順は、まず「テキスト」ベースでアイデアを固め、次に「画像」を「AI」で「生成」し、最後にそれらを組み合わせて「動画」を「作成」するという流れです。

具体的には、まず記事のテーマやYouTube動画の要約から、AI(主にClaude CodeやChatGPT)を使って動画のシナリオやプロンプトを生成します。この段階で、例えば「ショート動画」向けのスクリプトや、各シーンの「画像」イメージを細かく指示する「テキスト」を作成します。Claude Codeはコード生成だけでなく、構造化された「テキスト」の「生成」も得意なので、各シーンの背景や登場人物の表情まで具体的に言語化するのに非常に役立っています。これにより、後の「画像生成」や「動画生成」の精度が格段に上がると感じました。

次に、生成した「テキスト」をもとに、MidjourneyやStable Diffusionのような画像生成AIを使って、動画に必要な静止画を「作成」します。ここでは、動画の雰囲気に合わせた「画像」の「品質」とスタイルを統一することが重要です。この作業は、AIが生成した「画像」をそのまま使うのではなく、Canvaなどで少し修正を加えたり、僕のSaaSであるCastifyの機能と組み合わせたりすることもあります。CastifyはYouTube動画からSNS投稿を自動生成するツールなので、ここでの画像生成の経験は、今後の機能拡張にも利用できると密かに考えています。

最終的に、生成された静止画と、Claude Codeで作成したスクリプトを、一般的な動画編集ツール(例えばAdobe Premiere Proのようなものですが、僕はもっと手軽なツールを使うことが多いです)に持ち込み、BGMやテロップ、音声を加えて動画を作成します。この一連の作業は、完全に自動化されているわけではありませんが、AIを利用することでアイデア出しから画像生成までを大幅に効率化できています。特に画像生成の精度は日々上がっており、以前は自分でイラストレーターに依頼していたような画像も、数分で生成できるようになったのは大きな進歩だと感じています。ここでの体験が、僕が今後のAIツール開発の参考にしている部分も大きいです。

AI動画の品質と著作権問題。個人開発で直面した本音の悩み

AI動画の品質と著作権問題。個人開発で直面した本音の悩み - ai 動画生成

AI動画生成を実際に進めていく中で、個人的にずっと頭の片隅にあったのが、「動画の品質」と「著作権問題」です。特に個人開発でコンテンツを作成し、それを公開してユーザーに利用してもらうことを考えると、この二つの問題は避けて通れません。僕が試したAIツールの中には、確かに動画を生成する機能はあっても、その品質がまだ人間が手作業で作るものには及ばないと感じることが多々ありました。

具体的には、人物の動きが不自然だったり、表情がぎこちなかったり、シーンごとの統一感が不足していたりするケースがよく見られました。特に、複雑な感情や微妙なニュアンスを表現したい動画の場合、AIが生成した映像だけでは伝えきれない、という歯がゆさを感じました。もちろん、ニュース動画や解説動画のように、ある程度定型的なコンテンツであれば利用価値は十分あるのですが、視聴者の心を揺さぶるようなコンテンツ制作となると、まだAIだけでは難しいのが現実です。

そして、最も頭を悩ませたのが著作権問題です。「動画生成AIは違法ですか?」という質問もよく耳にしますが、僕も同じように疑問を感じていました。AIが画像や動画を生成する際に、既存の著作物を学習データとして利用している可能性があるため、生成されたコンテンツが既存の作品と酷似してしまい、著作権侵害にあたるリスクがあると言われています。特に僕のCastifyのようなサービスで自動生成するコンテンツの場合、万が一著作権侵害が発生した場合の責任問題は、個人開発者にとって非常に重いものです。

現在のところ、AI生成コンテンツの著作権に関する法整備は発展途上にあり、グレーゾーンが多いのが実情です。そのため、僕はAIで生成した画像や動画をそのまま利用するのではなく、必ず人間が最終チェックを行い、必要に応じて修正を加えるようにしています。特に商用利用を目的とする場合は、細心の注意を払う必要があると感じています。このあたりは、今後の技術の進化と法整備の進展を注視しながら、常に自身の利用方法をアップデートしていく必要があるな、と強く思っています。

Castify

AI動画生成は「実験」だと思えば、もっと面白くなる

AI動画生成は「実験」だと思えば、もっと面白くなる - ai 動画生成

ここまでAI動画生成を試してきて、思った以上の手間や、品質や著作権といった課題に直面してきた話をしました。僕も正直、「AIを使えばすべてが自動で解決する」という甘い期待は完全に打ち砕かれました。しかし、だからといってAI動画生成の可能性を否定するわけではありません。むしろ、「AIは完璧じゃない」という現実を受け入れたことで、より建設的に利用方法を考えるようになりました。

僕がCastifyを開発する際も、「小さく作って早く試す」という姿勢で臨みました。まさにAI動画生成も同じで、完璧な動画をいきなり生成しようとするのではなく、まずは「ここならAIに任せられそう」という部分から試し、その結果を見て改善していく「実験」と捉えることが重要だと感じています。例えば、ニュース動画のような決まったフォーマットのコンテンツや、画像を生成する部分にAIを利用するだけでも、全体の制作時間は大きく短縮できます。

AIツールは、あくまで僕たちの目的を達成するための「道具」であり、万能な解決策ではありません。しかし、その「道具」が持つ可能性は計り知れません。現時点でのAI動画生成は、まだ黎明期にあると感じています。機能や品質は日々進化しており、数ヶ月後、数年後には、今では想像もできないような動画を生成できるようになっているかもしれません。その進化の過程を、個人開発者として、あるいはコンテンツ制作者として、リアルタイムで体験できるのは非常に面白いことです。

だからこそ、僕は「AI動画生成は実験だ」と考えています。完璧を求めすぎず、失敗を恐れずに色々なツールや利用方法を試してみるのが良いでしょう。そうすることで、思わぬ発見があったり、自分のコンテンツ制作にフィットする独自の活用法が見つかったりするはずです。僕のAperoneの活動も、常に新しいAI技術を「実験」し、その経験を共有する場だと思っています。皆さんもぜひ、難しく考えずに、AI動画生成の世界を「実験」する感覚で楽しんでみてください。きっと、新たなコンテンツ制作のヒントが見つかるはずです。

Castify(YouTube動画からSNS投稿を自動生成するツール)はこちら →

Aperone 開発相談

関連記事

Yu

大塚湧|Aperone 創設者

aperone.com

AI自動化の無料相談

あなたの業務に合わせた自動化を提案します。