最終更新日: / 著者: Yu Otsuka
ブログで少しでも収入を得たいと思い、副業としてブログの始め方を調べたことがある人は多いと思います。僕自身もAperoneという個人開発プロジェクトでCastifyなどのSaaSを作りながら、日々の開発の経験やツールの検証結果をブログ記事にして、月収の足しにならないかと本気で試行錯誤した時期がありました。しかし、実際にブログ収入を得る仕組みを作ろうとすると、思っていた以上に時間と手間がかかることに気づいたのです。この記事では、僕が実際にブログを立ち上げて収益化を目指した過程と、そこから見えてきたリアルな現実について書いています。
ブログの副業を始めてみて最初に感じた収益と時間のギャップ
僕は普段、個人開発者としてNext.jsやSupabaseを使いながらWebサービスを作っています。最近リリースしたCastifyというツールは、YouTubeの動画をSNS向けに自動で生成・投稿するSaaSなのですが、その開発や運営の裏側を発信することでブログ収入を得られないかと考えたのが、ブログを副業にしようと思った最初のきっかけでした。ブログなら空いた時間に少しずつ記事を書いていけば、ゆくゆくはまとまった収益になるという話をネットのニュースや情報サイトでよく見かけていたからです。しかし、実際にブログの副業を始めてみると、記事を書く時間の確保が想像以上に難しく、本業であるサービス開発の時間を削らざるを得ないという本末転倒な状況に陥ってしまいました。
当時の僕は、ブログ収入の一般人平均は月数千円から数万円程度だというデータを知りつつも、自分ならもっと効率よく収益を上げられるはずだと謎の自信を持っていました。プログラミングの知識があるからサイト構築は一瞬で終わるし、Claude CodeのようなAIを使えば記事の量産も簡単だと高を括っていたのです。ですが、いくらAIが優秀でも、僕自身の生きた経験や失敗談が含まれていない記事は誰にも読まれませんでした。結果として、読者が本当に知りたい情報を整理し、自分の言葉で記事を書き上げる作業には、1つの記事につき何時間もかかってしまい、ブログで収入を得る道のりの険しさを痛感することになりました。
ブログの副業について調べていると、とにかく継続が大事だという解説が多く見つかります。確かにその通りなのですが、ブログの収益が発生するまでの数ヶ月間、無報酬で作業を続けるのは精神的にかなりハードです。特に僕のような個人開発者は、コードを書けば目の前でアプリが動くという即効性の高い結果に慣れているため、いつ結果が出るかわからないブログ運営の作業に対して強い違和感を覚えました。ブログで月収を稼ぎたいという目的だけが先行すると、なぜその記事を書くのかという本質が見えなくなり、結果的に中身の薄いアフィリエイト広告ばかりが目立つサイトになってしまうという罠に、僕自身もすっかりハマっていたような気がします。
また、副業としてブログを運営する上で、ブログの収益化に必要な知識が多岐にわたることも想定外の苦労でした。SEOの基本やキーワード選定、さらにはGoogleのAIモードの検索結果にどう対応していくかなど、学ぶべきことが多すぎたのです。最初は単純に自分のSaaSの紹介を書けばいいと思っていましたが、それだけでは検索からの流入は見込めず、読者が抱える課題に寄り添った記事を設計する必要がありました。ブログ収入を得るためには、単に文章を書くスキルだけでなく、読者が何を求めているのかを分析するマーケティングの視点が不可欠であり、それがブログ副業の難しさでもあり面白さでもあると気づいたのは、最初の失敗からしばらく経ってからのことでした。
結局のところ、ブログを副業として始めてすぐに大きな収益を得るというのは、多くの人にとって現実的ではありません。僕が最初に感じたギャップは、ブログというものが労働集約的な作業の積み重ねの上に成り立つメディアでありながら、初期段階ではその労働が全く収入に結びつかないという点にありました。このギャップを受け入れ、ブログ運営を単なるお金稼ぎの手段ではなく、自分の経験や思考を整理するための場所として再定義するまでに、数ヶ月の試行錯誤が必要でした。ここからのセクションでは、僕が実際にどうやってブログを立ち上げ、どんな失敗をして今の考えに至ったのか、具体的な手順とともに書いていこうと思います。
初心者がブログ副業の収入を得るために必要な準備と私の失敗
ブログで副業を始めるにあたって、まずは必要な環境を整えるところからスタートしました。多くの解説サイトでおすすめされている通り、僕も無料のブログサービスではなく、自分でレンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得してWordPressを開設するという王道の手順を選びました。エンジニアの端くれとしてWebサーバーの仕組みやドメインの設定には慣れていたので、この初期設定の作業自体は1時間程度でスムーズに完了しました。しかし、ここで一つ目の失敗をしてしまいます。デザインの自由度が高いWordPressのテーマ選びやプラグインの設定にこだわりすぎてしまい、肝心の記事を書く前段階で数日間も時間を溶かしてしまったのです。見た目を完璧にしたいという完璧主義が、副業としてのスタートダッシュを完全に遅らせていました。
環境が整った後、次に立ちはだかったのが「ブログ 副業 何を書く」という根本的な問題でした。ブログ収入を得るためには、自分が書きたいことではなく、読者の役に立つ需要のあるジャンルを選ぶ必要があると言われます。僕はとりあえず、自分のSaaS開発の経験や、Claudeを使った業務効率化の方法、さらにはYouTubeのショート動画を活用した集客術など、手当たり次第に記事を書き始めました。しかし、テーマがバラバラすぎてブログ全体に統一感がなく、どんな人に向けたサイトなのかがぼやけてしまいました。読者がブログを訪れた際に「もっと見る」を押して他の記事も読んでくれるような、回遊性の高いサイト構造を作れていなかったのです。初心者がブログの収益化を目指すなら、まずは一つのジャンルに絞って専門性を高めることが重要だと身をもって知りました。
また、ブログ収入を得るための具体的な手段として、Googleの広告やASPのアフィリエイト広告を導入したのですが、ここでも僕は大きな勘違いをしていました。広告をたくさん貼れば貼るほど収益が上がると思い込み、記事の至る所に広告リンクを配置してしまったのです。その結果、記事は非常に読みにくくなり、ユーザーの離脱率は跳ね上がりました。副業でブログを運営していると、どうしても早く成果を出したいという焦りから、読者の利便性を犠牲にして収益を優先してしまいがちです。しかし、価値ある情報を提供せずに広告だけを押し付けるような記事では、アフィリエイトの報酬は絶対に発生しないという残酷な現実を、アクセス解析の数字がはっきりと示していました。
さらに、僕の失敗はAIツールの使い方にもありました。ブログの記事作成を効率化しようと、Claudeにキーワードを投げて文章を丸ごと生成させるという横着を試みたのです。しかし、出力された文章は文法的には正しいものの、どこかで読んだことがあるような無味乾燥な内容ばかりでした。ブログで副業になるかどうかの分かれ目は、筆者独自の経験や失敗談、つまり一次情報がどれだけ含まれているかにかかっています。AIが生成した一般的な解説だけでは、競合の多い検索結果で上位表示されることはありません。この失敗から、AIは構成案の作成や誤字脱字のチェックといったサポート役として利用し、肝心の本文は自分の頭と手を動かして書くというルールを設けるようになりました。
そして、会社員の方がよく気にする「ブログ 副業 バレる」や「ブログ 収入 副業 禁止」といったリスクについても、自分なりに調べる必要がありました。僕自身は個人で活動しているのでその心配はありませんが、もし読者の中に会社員がいる場合、そういった懸念点に対する正確な情報を提示できなければ、記事の信頼性は上がりません。初心者がブログ副業で安定した収入を得るためには、単に記事を量産するだけでなく、こうした読者の不安や疑問を先回りして解決するような丁寧な記事作りが求められます。僕の初期のブログ運営は、この読者目線が決定的に欠けており、それがアクセスや収益が伸び悩む最大の原因だったのだと、今振り返ると思い知らされました。
自分の経験を記事に変えるブログの始め方と具体的なステップ
ここからは、僕が失敗を繰り返した末にたどり着いた、自分の経験を価値ある記事に変え、結果としてブログ収入に繋げるための具体的な始め方のステップを紹介します。ステップ1は、自分自身の「痛みを伴う失敗体験」を棚卸しすることです。ブログのジャンルを決める際、多くの人は自分が得意なことや知識があることを選ぼうとしますが、読者が本当に知りたいのは「どうやってその問題を乗り越えたか」というリアルな過程です。僕の場合であれば、Castifyという動画生成ツールを作る過程でAPIの制限に引っかかって動かなくなった話や、Vercelのデプロイで謎のエラーに3日悩まされた話など、綺麗事ではない泥臭い経験を記事のテーマに据えるようにしました。これが他の初心者ブロガーと明確に差別化できる独自の武器になります。
ステップ2は、その体験談を読者の課題解決に直結する形に構成することです。ただの日記のように失敗を書き連ねるだけでは、ブログの収益には結びつきません。例えば「Supabaseの連携で失敗した話」を書くなら、同じエラーで困っている人が検索しそうなキーワードを調べ、その解決手順を分かりやすく解説する記事に仕立てます。その上で、解決を助けてくれた便利なツールやサービスがあれば、それを自然な形で紹介し、可能であればアフィリエイト広告を配置します。このように、あくまで読者の課題解決を第一の目的とし、その延長線上に広告が存在するという構造を作ることが、ブログ副業で読者に嫌われずに報酬を発生させる最大のコツだと気づきました。
ステップ3は、ブログの記事作成プロセスにAIを適切に組み込み、作業の時間を短縮することです。前述の通り、記事の本文をAIに丸投げするのはNGですが、思考の整理や構成案の作成にはClaude Codeなどのツールが絶大な威力を発揮します。僕は記事を書く前、箇条書きで自分の体験や言いたいことをAIに投げ、「これを初心者が読むチュートリアル記事にするためのH2見出しを5つ提案して」と指示を出しています。これにより、記事の骨格が数分で固まり、あとはその骨格に沿って自分の言葉で肉付けしていくだけになります。この方法を取り入れてから、1記事あたりにかかる執筆時間が半分以下になり、本業のSaaS開発とブログ副業の両立が現実的なものになっていきました。
ステップ4は、公開した記事の反応を見て、リライトと横展開を繰り返すことです。ブログの初心者によくある間違いが、記事を書きっぱなしにしてしまうことです。ブログの収入を安定させるには、Google Search Consoleなどで検索キーワードを確認し、読者がどんな意図でその記事にたどり着いたのかを分析して、記事の内容をブラッシュアップしていく必要があります。また、反響の大きかった記事は、少し切り口を変えてnoteに投稿したり、YouTubeのショート動画として発信したりと、他のプラットフォームへ横展開していくことで、ブログのアクセスと収益の柱を太くしていくことができます。僕自身、この地道な運用サイクルを回せるようになってから、少しずつですが成果が見え始めました。
最後のステップ5は、収益化の手段を一つに依存しないことです。ブログの副業というと、どうしてもAmazonの物販や特定のアフィリエイト商品に偏りがちですが、それだけでは紹介できる商品が尽きたり、広告の単価が下がったりした時に収入が激減するリスクがあります。僕は自分のブログで、アフィリエイト広告だけでなく、自作のSaaS(Castify)への導線を引いたり、個人開発の相談を受け付ける窓口を設けたりと、複数のキャッシュポイントを用意するようにしました。ブログを単なる広告媒体としてではなく、自分という人間をプレゼンするための総合的なプラットフォームとして運用することが、長期的な視点で見た時のブログ副業の正しい始め方だと、今は確信しています。
ブログの副業で想定外だった活用例とよくある質問
ブログの副業を続けていく中で、当初は全く想定していなかったメリットがいくつかありました。その最大のものが、ブログを書くという行為自体が、僕の思考をクリアにし、本業であるSaaS開発のアイデアを生み出す強力なツールになったことです。例えば、新しい機能の実装で悩んだ時、それをあえてブログの技術記事として書き出そうとすると、頭の中のモヤモヤが言語化され、解決策が自然と見えてくることが何度もありました。また、ブログを通じて発信した情報に対して、読者や他の開発者からSNS経由でフィードバックをもらう機会が増え、それがそのまま次のサービス開発のヒントに繋がるという好循環が生まれました。ブログ収入という直接的な報酬以上に、この無形の資産が得られたことは、副業としてブログを始めた一番の収穫だったかもしれません。
もう一つの想定外の活用例は、ブログが最強の営業ツールとして機能したことです。企業から個人開発の相談を受ける際、これまでは自分の実績をイチから口頭で説明しなければなりませんでした。しかし、ブログで日々の開発の裏側や技術的な知見を体系的にまとめておくことで、それがそのまま僕のスキルを証明するポートフォリオとして機能するようになりました。「ブログの記事を読んで、こういう実装が得意だと思って連絡しました」という問い合わせが来るようになった時、ブログの副業は単なるお小遣い稼ぎの手段ではなく、自分の市場価値を高めるための強力なブランディング戦略になり得るのだと実感しました。ブログというメディアは、使い方次第で無限の可能性を秘めています。
さて、ここからはブログ副業に関して、実際に僕がよく聞かれる質問や、ネット上で検索されやすい疑問について、僕なりの本音で回答していきたいと思います。ブログの収入や副業の難易度について、初心者の方が特に気にしているポイントを中心に3つの質問をピックアップしました。これからブログを始めようか迷っている方の参考になれば幸いです。
ブログで月5万円稼ぐのは難しいですか?
結論から言うと、初心者が知識ゼロの状態から始めて、数ヶ月で月5万円のブログ収入を得るのはかなり難しいと思います。僕自身も最初はすぐ稼げると思っていましたが、記事の執筆やSEOの知識、そして何より読者のニーズを的確に捉えるスキルを身につけるには、相応の時間と試行錯誤が必要です。ただ、適切なジャンル選びと継続的な記事更新ができれば、1年後、2年後には十分に到達可能な数字でもあります。大切なのは、最初の半年間は無報酬でも記事を書き続ける覚悟と、失敗から学んで改善していく粘り強さです。
毎日3000円をコツコツ稼ぐ副業は?
ブログで毎日3000円(月収約9万円)を安定して稼ぐには、アクセスを集め続ける仕組みと、単価の高いアフィリエイト広告の成約が必要です。しかし、ブログは日々のアクセス変動が大きいため、毎日きっちり3000円という稼ぎ方にはあまり向いていません。コツコツ稼ぐという点では、Webライターや動画編集など、作業した分だけ確実に報酬がもらえるクライアントワークの方が確実です。ブログは即金性はないものの、過去の記事が資産となって長期的に収益を生み出す「ストック型」の副業として割り切るのが良いと思います。
ブログで月1万円稼ぐのは難しいですか?
月1万円のブログ収入であれば、正しいやり方で半年ほど継続すれば、多くの人が達成できる現実的なラインだと思います。僕の経験上、最初の1円を稼ぐまでが一番苦しく、そこを突破できれば、あとは成功パターンを横展開していくことで月1万円までは比較的スムーズに伸びていきます。そのためには、まずはアクセスが集まりやすいニッチなキーワードを狙って記事を書き、GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなどのハードルの低い広告で小さな収益を発生させる成功体験を積むことが重要です。
ブログ収入のプレッシャーを手放して見えた次の第一歩
ブログで月収いくら稼ぐ、という具体的な目標を追うことはモチベーションの維持には役立ちますが、それに囚われすぎるとブログ運営自体が苦痛になってしまいます。僕自身、ブログを副業として始めた当初は収益の数字ばかりを気にして、アクセスが少し落ちただけで酷く落ち込み、記事を書く手が止まってしまうことが何度もありました。しかし、「ブログの収入はあくまで自分が作った価値のおまけ」だと割り切るように思考を変えてから、不思議とブログを書くのが楽しくなり、結果的に記事の質も上がっていきました。読者の役に立つ情報を自分の言葉で発信し続けること、その行為自体に価値を見出せるかどうかが、ブログを長く続けるための最大の秘訣だと感じています。
僕が現在運営しているAperoneやCastifyの開発も同じで、最初から大きな利益を狙うのではなく、自分が本当に欲しいもの、使って便利だと思えるものを作るところからスタートしています。ブログの副業もこれと全く同じで、まずは自分が面白いと思えるテーマで、自分が読んでためになるような記事を書いてみることです。それが結果として誰かの悩みを解決し、わずかでも収入に繋がればラッキー、くらいのスタンスで臨むのが、精神的にも一番健全なやり方だと思います。知識やスキルがない初心者だからこそ書ける、失敗や戸惑いの生々しい記録は、後から振り返った時に何物にも代えがたい自分の資産になります。
これからブログの副業を始めようと考えている人は、まずは完璧を求めず、無料のツールや安いレンタルサーバーを使って、とりあえず手を動かして最初の1記事を書いてみてください。ブログの開設や設定で立ち止まる時間は最小限にし、自分の経験を文章にするという本質的な作業に時間を割くことが大切です。月収を気にするのは半年後、1年後で構いません。情報が溢れる今の時代だからこそ、あなたにしか語れないリアルな体験談が誰かの役に立ち、結果的に新しい収入の柱へと育っていくはずです。まずは今日、ノートやスマホのメモ帳を開いて、自分が最近失敗したことや学んだことを書き出すところから始めてみてください。
Castify(YouTube動画からSNS投稿を自動生成するツール)はこちら →
